本間 睦 MUTSUMI HONMA 高反発 チタンドライバー クラブ 【メール便送料無料対応可】

まず最初に、七人の主人公が高校生であることをあまり意識せずに観た方が遙かに面白い。「高校生の政治家？」「医者って？」などとツッコミどころは満載で、「バカらしい」と思った人はそこで観るのをやめるのも一つの選択肢であるとは思うけれど、この物語は政治や経済、科学、医療の頂点に立ち、地球最高の技術と知識に裏打ちされたドリームチームが未だ発展途上の異世界に送られ、フレアガルドの国で圧政や重税に苦しむ民を自由で平等な社会、民のための民の国家を建設するため、自分たちの能力、知識を総動員して国民の意識改革を行い、革命を実行しようとする熱き物語である。特に、「財界の魔王」と呼ばれた勝人がエルム商会を設立し、「金より信用」「まず営業許可証」など、巧みな商業戦略を実践し、とても理にかなった方法で悪徳商人に一泡吹かせるシーンは心地良かった。今後の展開に大いに期待が持てる作品だった。

…この映画に「宣教師は奴隷貿易のためにやってきたんだぞ」って怒ってる人いるのすごいね。じゃあなんでそんな連中を棄教すれば日本人に帰化させて家庭も持たしていい暮らしさせてるのよ。即刻釜茹での刑に処すべきなのでは。結局、「わかりまっしゃろ、日本はそういう国ですねん」って話なんじゃないか。そもそも宣教師に布教がもたらしたものなんて日本に限らず調べりゃすぐわかるわけで、それでも信仰するのは宗教とはつまりそういうものだからであり、それを合理的見地から批判することの行き着く先は唯物論しかないのでは。みなさんが嫌いそうな中国の。チベットに向かって宗教は毒だ、と言ったやつ。この映画にも毒ってワード出てくるけど。仏僧を「奇跡を起こせるなら飛んでみせろ」とかいいつつ高台から突き落としたってやつ（ソース：新ゴーマニズム宣言9巻）。合理的に筋はとおってるかもだけど全然正しくないだろう？そうだとしても切支丹への弾圧を正当化することにはならないし。島原の乱とかあるじゃん。そんなひとたちが一方的に権力を振るう側にまわるとどーなるかは言うまでもなく「日韓併合は朝鮮側も望んだんだ、当時の朝鮮人たちは自らすすんで日本人に帰化したがったのだ！そんな状況だったんだから創氏改名だって強制だったわけがない！」（ソース：戦争論2）になるんだがその答えはこの映画のなかにあるのです「心の中は本人にしかわからない」と。つまり同調圧力によって朱に染まらないと弾圧される場で発される言葉に本質的意味など無いのです。沈黙というタイトルもそこに繋がると。常識で合理的に考えりゃわかるんですが、信仰なのでね。でも、海外映画の変な日本描写にはまじめに怒るべきだとおもうよ。ブラックフェイスだってだめなんだからこれだってだめだろうと。グレイゾーン大好き多神教国家と白黒決めたがる善悪二元論一神教国家（類型化した偏見的物言い）のディスコミュニケーションっぽくもみえる。「棄教しろ」という傲慢が一神教を伝えに来てやりましたよ、という傲慢と似たようにもみえるし。ただ、日本人のぼくが観ると、片言の英語にもふつうに日本語字幕つけちゃうもんで英語が通じなくて会話が成立してない微妙なニュアンスが伝わりにくいので困った。気の利く翻訳担当者はそのへんも配慮するんだが。それとか、海で磔にされるシーンで波が全然顔にかかぶってないお爺ちゃんが水が顔にかぶりまくって大変そうな隣にいるひとよりも先にカクってなって死んじゃうなどのダラけた演出のせいで眠くて途中はんぶんくらい寝たから観てないし、同時期に話題になってた気がするコクソンと同じくらいつまんなかったけど、それでもこの程度なら語れるので…。

私は好きです。ストーリーや設定はともかく、あのネトゲの嫁の作画担当さんだから作画がとにかく良い。リルルちゃんかわゆす。

日本人の宗教感が外国人の感性を通して感じることができる。

典型的な異世界系です。1話は面白く無いのでとばしてください。2話から見ればその面白さに気がつくはずです。とりあえず林檎とリルルが可愛いので内容はどうでもいいです。時間が有り余ってどうしてもやることがない時におすすめです。

何度でも見られる。私はキリスト教徒ではないが、重厚な作品で手元に置いて正解でした。

評価がすごく低いですが、見たらそれなりにおもしろいです。きっと荒らしたい人が書いたことにまねして評価してるんだなと思いました！見たらキャラの可愛さやもう少し見てみたいなと思わされる作品です。

初めに、キリスト教禁教令についての解説は、気持ちとしてはトップレビューの方の書き込み内容に同意しています。でも☆の数は違います。まずそちらをお読みください。原作は遠藤周作氏。個人的にはノーベル文学賞を受賞してもおかしくないぐらいの作家だと思っている人物です。後年は「狐狸庵先生」という名でエッセイを書かれていた方です。（コリアン？）本作は宗教に関する物語です。私自身、特定の宗教に帰依しているわけではありませんが、宗教や神の存在にはかなり関心を持っています。（実は創造主の存在を信じていたりします）そのきっかけは遠藤氏作『イエスの生涯』でした。文字通りイエスの生涯が書かれた小説ですが、作中のイエスは奇跡を起こす聖人としては描かれません。相手の心を洞察し、共感できる無力な心優しき普通の人として描かれています。（記憶は不確かかもしれませんが）例えば、流行病に侵され社会から追い出され死を待つだけの捨てられた人々の傍らに一晩中寄り添うような人として、遠藤独自の目線でイエスをとらえ表現しています。またひとりの売春婦が心の救いを求めてイエスの衣に手を伸ばしたことに気づき、「この人が（救いを求めて）私に触れたのだ」という逸話は未だに心に残っています。私にとって人としての思いやりや優しさについて考えさせてくれた小説でもありました。本作に対して”イエスは聖人であり奇跡を起こす神聖な存在”としてとらえている教会は、この人間イエスという解釈を根拠として遠藤に異端の烙印を押したというのは知る人ぞ知る事実です。いずれにせよ私自身の考えや行動は、この本に接してから自分の中ではかなり変わったと思わせるぐらい影響を受けているつもりです。さて、『沈黙』は遠藤氏の代表作と言って良い作品です。私が本書を読んだのはかなり前のことで、その内容については殆ど覚えていません。ただ映像として改めて接してみると、年を経た分感じるものは深くはなったという実感を持つことはできたようです。「沈黙」とは神の沈黙ということを意味しています。「神にすがる人々が困難に直面している時、なぜ神は沈黙したままなのか」という問いかけが本作のテーマになります。物語はこのテーマに向かい、禅問答のように自問自答する主人公の心を細密に描いていきます。冒頭お書きした”歴史解釈”について批判的に反論したくなる気持ちもありますが、それを踏まえた上でも本作における作品構成と演出等については素直に素晴らしいと”私は”思います。余談ですが、私は日本語訳で使われている「神の答え」というより「神の応え」と表現した方がいいのではないかと思っています。本作は主人公ロドリゴの視線を中心に話が進み、転びと許しの狭間に迷う存在としてのキチジローがロドリゴの”問い”の答えを開けるカギのように組み込まれています。あらすじについては「ウイキ」の「沈黙」紹介ページに最後まで書かれていますからそちらを読んでから視聴されてもいいかもしれません。私論ですが、本書を読んだ時思ったのが多神教→二神教→一神教の関連性に関する疑問です。これを理解すれば神の沈黙が当然だと納得できると思うからです。日本は古来から多神教的な宗教観があり、「八百万の神」を自然に受け入れる民族性が備わっていると言われています。仏教もその他の宗教も受け入れざるといえども否定もしないというのは、この価値観の中に落とし込めるからではないかと思ったりします。欧州でも多神教の過程は通っています。例を上げるなら古代ギリシャ（ローマも含めて）が多神教国家です。各ポリスに都市を代表する神が祀られ、それがゼウスによってまとめられるという構図です。それぞれの神は人と同じような感情を持ち行動自体ユニークで、かつ人間的です。浮気の常習犯ゼウスとそれに嫉妬する”ヘラ”、これはジェラシー（嫉妬）の語源とされています。オイローパはヨーロッパの語源ですが、ゼウスの浮気相手の女性の名前です。政治的に言えば、神は人々の共同体意識の中心にあり、時として戦争の理由付けに利用される存在です。神の名において戦争の正当化が図られるからです。それは合法的な殺人を神によって保証されるということを意味しています。この、人が信仰する対象であり意思決定の中心である「神」が人間的であることは、社会が進むにつれ矛盾をきたしてくることは容易に想像することができます。このことから次第に二神教が考え出されその方向に向かっていったという説を読んだことがあります。つまり「善と悪を判断し裁きを下すための拠り所としての神」へと変容していったということです。東洋では「太極図」がこれに当たるように思われます。何でもいい悪い、善と悪などと二元論的に区別すれば判断はしやすいはずで、それに対して応えるのに”二神教”は便利な宗教形態であったわけです。それでは二神教的価値判断は絶対的なものでしょうか？二人の人がいれば、時としてその善悪の基準はズレてしまうことはないでしょうか？多くの人が抱える問題はこれですよね。社会の中で絶対的な”正義”はありえません。つまり、これこそが本作のテーマの根源だということです。キリスト教という西洋的”神”の価値観を絶対正しいと信じ、それを劣った民族に善意で布教しているつもりのパードレ達。しかし歴史的な状況の変化によって日本の文化や宗教観と衝突するようになっていく流れが本作の主軸です。本作はこの文明の衝突の表現が素晴らしく、日本文化を決して下に見ることがなく、対等で対立する存在として努めて公平に表現しようという意思を感じ取ることができます。日本人の宗教と文化に対する相対化の分析が素晴らしく、圧倒的な説得力を以て西洋文明に対峙します。※他の非西洋地域と日本が違ったのは、日本が世界有数の大国であったこと。史実としてスペインの無敵艦隊が破れ、スペインが弱体化し、結果日本が弱腰になる必要がなかったという現実はあります。一般的に人間の宗教観や神の存在に対するイメージは、現在であっても「判断し裁きを与える存在」、が強いように感じます。しかし現実の生活を通して絶対的な正しさが存在することを信じている人は多分いないと思います。この根源的な宗教上の矛盾に答えを出すのが”一神教”になります。一神教における神は”創造主”でありこの世界を創り出した存在（今でいうなら物理法則）。それには姿形はなく、感情を持つことはないし何かを価値的に判断することもない、という定義がなされるものだと私は考えます。「善人の上にも悪人の上にも（神は）等しく雨を降らせ給う」存在が創造主としての神ということです。※私自身は”神”がいる（ある）と信ずる者です。当然神には形がないわけですから、「偶像崇拝」はあってはならないというのが筋になるはずです。（これが教義に生かされているのはイスラム教だけということになります）逆に偶像が存在する宗教は本質的な意味で一神教の定義を理解していないということになります。イスラム教であっても崇拝対象の”御神体”は一応存在はしています・・・。故にロドリゴの問いかけは一神教における”神の定義”を理解していれば矛盾することだと気づくはずだろうと私は思うのですが、それを言ったら元も子もありませんね。本を読んだ時、私が考えたのは遠藤周作氏自身、この一神教と二神教の区別が付いていなかったのだろうということでした。（こういうことを掲示板しかなかった時代に書き込んだことがあったのを思い出しました:beaming_face_with_smiling_eyes:）本作では最終的には神の声がロドリゴに届きます。そうでなければ救いがない話になりますから・・・。蛇足ながら、この部分だけ他のシナリオが出来ていたなら私にとっては文句なしでした・・・。因みにフェレイラ：沢野忠庵（さわの ちゅうあん）との対話の中で「信者は神のために殉教を選択したのではない。君（ロドリゴ）のために死んだのだ。」という言葉など作中織り込んでくれたことには日本人の価値観についての理解の深さなど所々に感じる事ができると思います。日本社会を泥に例える場面もありましたが、日本人アイデンティティの根源とされる”もののあわれ”が「蓮は泥田の中にあって美しい花を咲かせる」ことではなかったかと思い、（制作側が知ってか知らずか）その対比も私の中では興味深いものでした。禁教令による処刑は調べてみると、記録上、・1587年：秀吉による禁教令（理由は以下の諸説あり）「外交権、貿易権を自身に集中させ国家としての統制を図るため」「九州で日本人の奴隷売買が行われていると知り、それを禁止させるため」「キリスト教徒による神社仏閣への迫害」九州の一部が教会の領土になっている事実がありました。・1588年：7月～8月、アルマダの戦い（スペインの無敵艦隊敗北）・1596年：フランシスコ会（一部イエズス会）の教徒たちを捕らえて処刑（日本二十六聖人）。・1612年：徳川幕府による禁教令・1616年：二港制限令・1619年：禁教令；キリシタンの火炙り、京都六条河原での52名処刑（京都大殉教）・1620年：日本への渡航を企てていた宣教師2名摘発（平山常陳事件）・1622年：55名を処刑（元和の大殉教）・1623年：江戸で55名・1624年：東北で108名、平戸で38名処刑・1637～1638年：島原の乱となっています。島原の乱の翌年から事実上の「鎖国」状態が完成し、国内の治安は向上していきます。本作では島原の乱後が舞台となり、セバスチャン・ロドリゴ（岡田三右衛門）とフランシス・ガルペが日本に渡ってきたことになっています。一応実在の人物のモデルもあるようです。映画のような凄惨な場面があったわけではなく、すぐに捕まり江戸で詮議され（穴吊りで転向（3日））映画の後半部のような生涯を送っています。レビューとして上手くまとめることは、私には難しいです。ただ思った以上に素晴らしく、よくまとめられている作品とは断言できます。今は「多文化共生」の必要性をよく聞かされます。それはいいとして、この言葉が相手に自分の考えを受け入れろという意味で使われていることも多いような気がします。このような意味での多文化”強制”ではなく、相手の立場を尊重し理解すべきという本来の意味での「多文化共生」を表現している作品でもあると思います。（だから☆は5つです）それほど難解な作品でもありませんので見て頂きたい作品です。遠藤氏がノーベル文学賞を取れなかったように、本作がキリスト教圏でアカデミー賞を取れなかったのは何となく理解出来ますが、日本人としては逆に賞をあげたい作品です。

自分的にはこの作品とても好きです！ベタですけど僕はこう言う異世界転生物大好きです！とても続きが気になります！

まず、農民を演じた人たちの体のガリガリさはすごいと思った。本当に命を削っている。特に、はりつけにされた塚本さんは見るに耐えないほどの腕の細さ。窪塚さんは正直いって違和感を感じてしまった。これをいっちゃあなんだけど、イケメン過ぎるというか。。。動き方も運動神経がいいのか悪いのか、決めかねている風にも見えた。宗教の矛盾。全てを許せない問題。全てを愛せない問題。信仰の是非。ある種のタブーに踏み込んだ作品。原作も機会があったら読みたいと思う。これをプロパガンダ映画というのかなんなのか全然わからないが、存分に入り込めて、楽しめた。映画を作るときに公平さを持たせないといけないという悪法はない。