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攻殻機動隊は名作だし、スカーレット・ヨハンソンは名優、作画技術も素晴らしいと思うが、アイコラ動画感が何とも言えなかった。まあ同じような技術だから仕方が無いのかもしれないが。公開当時に宣伝のため、バトーにコスプレさせられた長州力さんの映像の方が、義体感が半端なかったように思う。本作に登場するは義体ではなくてアンドロイドだ。ビートたけしさんだけでは、日本風味を醸し出すことはできなかったようだ。

ビートたけしの肉声がなければ尚良かった。他がアニメオリジナルの声優が充てられているのに、どうして「たけし」だけ肉声なの？彼は監督であって、俳優じゃない。あの3文芝居でとても萎える。それ以外は良い。ただ、元アニメを実写化する意味が良くわからない。アニメでいいじゃない？だから、可もなく不可もなく３評価。

原作アニメ映画のクライマックスであり物語の背骨になっていた未知のAI生命体との出会いと融合が描かれていない。これがこの映画と原作アニメ映画との大きな違いだとおもう。思えばあの名作2001年宇宙の旅やブレードランナーのラストは人類と未知の存在との出会いと融合を描いた。今さらこのSF王道設定を描くのは陳腐だとハリウッドは考えたろうか。いずれにしろ押井攻殻はこれが最後のカタルシスになっていた。融合して未知の新人類となった主人公の出発を見送る我々には心地よいSF的満足感が得られた。しかしこの映画は人形使いをただの人間と描き、ただの復習者にしてしまった。戦車戦で負傷した彼は主人公にいっしょに生きることを誘うが彼女は拒絶する。彼はただの敗者であり人間であるから当然の拒絶である。原作映画の最大の謎であり魅力キャラであった人形を使いをここまで貶めた作品なので、攻殻としての魅力が半減するのは当然だ。未知の新生命という設定がいやなら、それと同等かそれ以上のオリジナル設定を作って大きなカタルシスを映画いてくれたらいいのだが・・それは非常に難しいしこの映画でそれは証明されたようだ。・・ともあれここまで場面を再現してくれた努力と完成度に敬服するので星は４ですｗ

攻殻機動隊の実写化作品としてのリスペクトを十分に感じられる仕上がりだと感じた(これの無い作品がどれほど多い事か)一本の映画としてもそこそこの完成度だと思うし、ファンサービスのオマージュも不自然でない形で盛り込まれている。強いて言えば、敵がはっきりしすぎていると言うか攻殻特有の事が終った後ですら敵影のはっきりしないぼんやりした感じに乏しいといえる。一本の映画に収める上で仕方なかった部分も有るだろうが、この一点で些かチープである点は否めない。

CMでわかってたけど酷いデキ！この作品に限った話しではないが、原作があり原作の実写化・映画化を謳うい原作のタイトルをそのまま使うなら原作を大きく変える事はしてはならないと思う。ここまで変えるのであれば『Ghost in the Shell』と名乗らずスピンオフ作品かスピンアウト作品と公言しとけば良かったと思う。まず一見してブレードランナーかトータルリコールのリメイクかパクリかって感じでしかも古臭い作品作りで世界観がめちゃくちゃ。攻殻機動隊をうわべだけ調べ作ったかの様な質(たち)の悪さ。特殊メイクとかも雑だし・・・各種設定がいじくり回して無理やりこじつけてめちゃめちゃ。原作で世界観から設定までしっかり作りこまれてるモノをここまで改悪してしまえるのか不思議です。セリフや単語語句がおかしいとこばかりそれも攻殻機動隊で出てくる単語を無理やり他の単語に置き換えてるから変になってる所もそっこら中に。せめて単語や言葉ぐらいちゃんと使って欲しいもんだ！更にキャラ設定も変えられしかも変えたものが破綻してる。草薙少佐とタチコマの設定がごちゃ混ぜになってるし・・・せめてキャラ設定ぐらい原作に忠実だったら良かったのに！吹替声優さんにアニメの人達を起用してるんだから、荒巻部長(課長)の吹替もアニメで声優してる阪脩さんがしてくれればもう少し見れた物になったのかもしれない？いや、せめて荒巻部長(課長)には銃は持たせるのやめて欲しかった。２作目は無理だから１作で詰め込んで儲けて逃げようってのが見え見えで兎に角残念な点が多すぎる作品だった！まあ銃火器がレーザー兵器やビーム兵器じゃなかったのが唯一の救いかな？（笑）

原作は知りません。アンドロイド化された自分のアイデンティティを取り戻すという内容でお話としてはとてもベタ。古くは「鉄腕アトム」からの流れですな。とても安心して観られました。

あとタチコマいたら最高

「ネットは広大だ」と言う事を知られたく無い誰かが居るのだろうか？そのせいで内容が変わってしまったのだとしたら監督が可哀想だと思った。あと私としてはタケシの荒巻課長はあり。もし荒巻課長が実在したらあんな感じなんでは無いだろうか？あの無表情な怖さが荒巻っぽい。

攻殻機動隊の世界観が出ててイイ！ただ、荒巻課長はあんな暴力的な感じではなく、もっと知的な役者さんがイイと思うんだけど。

何というか、すごい思い切りの良さだと思います。日本語のわからない人が劇場版アニメを翻訳無しで見て、意味はわからなかったけどシーン毎の映像だけはなぞってみた、としか思えないような改変ぶり、原作に対するシカトぶりだと思います。それとハリウッドには、どうしても！是が非でも！どうしても！『巨大企業の陰謀』ということで決着をつけたがる病でもあるのでしょうか？