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中盤に差し掛かろうとする一つのシーンに心を打たれた。獲物を追うチーター。逃げるガゼルの子供。やがて砂地で足を滑らせ転んでしまうガゼル、立ち上がろうとするが足がもつれて地面を転がる。そこへチーターの前足がかかる。一瞬、表情を見せるかのように開くガゼルの口。地面に押し倒されるガゼル。首だけが逃げるように長く伸びる。そこへ近づくチーターの口。二頭の顔が近づき、首元にチーターが食らい付く。ゆっくりとした音楽をBGMに、スローモーションの長回しが2分近く続くが退屈とは無縁のシーン。追いかけるチーターの細みながらも筋骨隆々とした手足は本当に美しい。狩る物と狩られるもの。命が終わる瞬間をとらえたものが、これほどまでに美しい。

見る前は昔の映画と思ったけれど、見終わって、時代背景は昔であるが、それぞれの人物描写が生き生きしており、面白かった。ジェームス・ディーンが素晴らしかった。エリザベス・テイラーも、東部から南部に生きる女性の葛藤を見せ、やがて、南部の重さに妥協していく姿を熱演している（ちょっと、だれるところもあるけれど）監督演出ともに良かった。

話しの本題に入るまで、実に長くて退屈。主役の方もどうにもこうにも格好良くはないし……………………。飛ばし飛ばし鑑賞しようにも、話しがそもそも分からないし、分かろうと根気よく観る努力もしなかった自分が悪いんだが………………。どんな作品でも根気よく観れる様になろうと自分に思った。でもこの作品はもう二度と観ないと思う。

まあ当たり前ですが生き物は何かを殺して生きている、ということを実感させられました。殺せなければ自分は死ぬだけ。それにしても正直地球と言われてもいまいちピンとこないですが、こういう目線のドキュメンタリーがあるとわずかながらも地球というものについて考えさせられ、なかなかにに有益だと思います。とはいえ、最後のlove earthってのはちょっと押し付けがましくて嫌ですが。

ノスタルジックヒーロー

映画館で。英語・日本語字幕。　いやァね、『ボーン・アイデンティティに続く〜』とか書いてあって期待度高、主人公役のひともマット・デイモンさんになんとなーく似てるし（ただもうちょっとイケメンだともっと良かったかしらなんて思わなくも……ｗ）タイトルが『ミッシングID』、もともとのタイトルは『Abduction』（誘拐という意味）まあ日本語訳もアブダクションじゃ分かりづらいものなあ、でも誘拐になるのか？？と思いつつも鑑賞。『ＧＡＧＡ★』が配信元とゆーか元締め？だということに気づいて「まさかのＢ級かッ？！」なんて思ったりもしましたがそんなこともあまりなく。　ホントウ、『ボーン・アイデンティティ』を続けたような感じでした。　ありきたりなハイスクール生で、あるとき課題を出されて、幼馴染である女の子（じつは二人とも好き合っている。しかしお化粧が濃く感じてしまった）と組むことになって、その課題っていうのが『この国に於ける行方不明者の数は』みたいな社会に関する授業の課題で、ふたりでいろいろ調べていくうちにあるサイトにぶち当たる。　それは行方不明になっている子供のサイトで、もし成長しているとしたらこうなっているであろう、という、もしこのひとたちを見かけたらご連絡を、っていうサイト。　そのなかになんと自分の顔がっっ！！！？　そして主人公は敵との攻防、そして真実を知ることになる……というお話。　全体としてはとてもテンポよくすすみ、ところどころ分かり切ってしまう部分もあれどそれも笑って済ませられると思います。もっと身近な……『もしかしたら』という部分をついていたのではないかなあ。と。　だって、年間に何万人、何十万人の人間が、『行方不明』『家出』と処理されてしまっているのでしょうか。とくに日本とは違い、海外はもっとひろいのです。　もし、自分の顔が掲載されていたら……。　「Facebookの友人全員を皆殺しにする」と大元は話しておりましたが、或る意味そういったツールから簡単に身元が割れることもあるのです。　情報社会であるがゆえの、なんといいますか、気を付けてね！っていうおはなしともとらえられるのではないかなあ。と。　血がどばーとかもないですから、殴り合いくらいならへいき、というひとなら観ても大丈夫だと思います。（銃で撃たれても一発一発サイレントでなのでズッ、というおとだけですし）

作業のお供に綺麗な映像を流そう〜と気軽に再生したのですが誤算でした。あっという間に引き込まれ結局手は動かせないまま最後まで見続けました。メッセージ性は見た人それぞれに受け取ればいいと思います。そこに触れずの評価ですが映像が圧巻なのはもとより音声が臨場感に溢れ最高でした。氷河の割れる音、鳥の鳴き声、動物が水中を泳ぐ音…聞いてるだけで時に緊張し時に快く心が洗われます。ナレーションも落ち着いていて言葉も多くないので変に誘導されることなくありのまま映像に没頭できます。なんでもっと早く見なかったんだろうと後悔するほど素晴らしい映画でした。最後にもっとも驚いた事実ですが…セイウチでかっ！

過去数回観てる作品ですけど、久しぶりにＪ・ディーンに会いたくて購入しました。何度見ても名作です。900円台で買えるのは、お得に思います。

レビュータイトルにも書きましたが、この映像であったことは、今も地球上で起こっていることの記録。寝る前にこの作品を思い出し、無限に思考を巡らせることができます。

お恥ずかしい次第です。評価の資格は有りませんので、愚痴を記します。表記の通りで、「何か変だな？」と思いながらも無知の一徹！DVDが届くものと思い込んでしまいました。さて、このビデオ、どうやって見るんだろう？？　何方かお教えください。高齢者の半端な知識での展開とは、私に限ってでしょうが、こんなものです。