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ガイ・リッチー監督ならではの、洗練された感覚で作られたアクション映画。おなじみの演出はともあれ、当時の雰囲気が楽しめる随所に盛り込まれており、ファッションやインテリアなども凝った内容になっている。スピード感が持ち味の一つだと思うが、俳優陣の内面描写はなおざりにされており、全体的に軽い映画に仕上がっている。もちろん『正義は勝つ』がテーマなので、ピンチの時でも安心して観てられるのはありがたい。様々な映画へのオマージュが詰まっていると思われるが、拷問を受けるシーンは『マラソンマン』を彷彿させる。残念ながらあまり捻りのないオチではあるが、とぼけた演出は悪くない。重厚ではない、腰の軽いアクション映画をご所望ならこちらをどうぞ、子供と一緒に観れますよ。

ヘンリー・カヴィルといえばスーパーマンのクラーク・ケント役が思い浮かぶわけですが、ビシッときめたスーツ姿のスパイ役もカッコいいですね。渋さも加わり００７も十分いけるのではないでしょうか？ハラハラするストーリーに、どうやって撮影したのだろうと思わせるカーアクション、００７の雰囲気もあり面白かったです。エクス・マキナでエヴァを演じたアリシア・ヴィキャンデルはエヴァとは全く違う雰囲気のギャビーを上手く演じていて、これまたよかったですね。

根がかりを恐れず穴釣りすることができた

映画は及第点ですしかし、あの『ナポレオン・ソロ』のテーマ曲が一切流れないのは、大いに不満でした何で流さなかったのでしょうか、テーマ曲はその作品の大事な顔の1つでしょうそれこそ映画の最後、例のシーンの後で流したら、大いに盛り上がったでしょうに・・・それがとても残念で、星を1つ減らしました

まだ釣果は出ていませんが釣れそうな気がする

What the hell Guy Ritchie!!!スナッチもロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズも好きなのですがこの作品もガイ・リッチー節炸裂してます。全体的に1960年代のレトロ感を出しつつもしっかりとスタイリッシュ。特に4分間に渡るカーチェイスシーンの疾走感、カメラワークは極上です。ここだけでも見る価値ありです。なお9:40頃から始まる、クリヤキンへのナポレオン・ソロの説明で、映写技師としてデヴィッド・ベッカムがカメオ出演しています。セリフが棒読みなのはご愛敬としてこちらもお見逃しなく。

特に不満は無いが、最近は100均でもブラクリ売り出したからもうこーゆーのは買わないかも。

雰囲気は悪くないが、ややお洒落感で統一し過ぎてると言うか、緊迫感が薄くなり予定調和感が出てる所が中盤から増えてる様に思える。逆にそのおかげでテンポは悪くないとも言えるが、少し退屈だ。シナリオは最低限しっかりしてるが『スパイのライバル的な立場の彼らがそこそこ協力しながら、最後は命令に背き、チームを組む…』までのカタルシスが薄い。あまり映画は観ないがルパン三世の方がそういう、『憎い』ライバル関係での面白さは描けている様に思える。映画自体の面白さ、完成度は☆3、説明をもっと省いてアクションと二人の絡みを増やした方が良かったと思います。ですが俳優がカッコいい事、カーチェイスは良かった事、コンセプトである『お洒落なスパイ映画』自体は貫かれています。なのでそう言った物を求めてる人にはお勧めできます。

困ったらこれ一択です。これと1000円の穴釣りロッドあれば困らないです。エサは長持ちするシーフードミックスのイカ、貝あたりがおすすめです。

スパイアクション映画といえば００７やミッション:インポッシブルが有名ですが、それらとは違った面白さがある作品です。シリアス路線に振り切らずに時々コミカルなシーンが入るので、誰にでも勧めやすい映画ですね