コールマン　インスタントアップドーム／S テント/タープ 好評

何かいい話っぽく優しい音楽や雰囲気で纏めてますけどこれ、相当酷い話だと思います。主要人物がイライラする物語って、結構取って付けた感があって「そんな事でそこまでならなくても」って思う作品も多いんですがこの映画に関しては　そうなるだろうなと言うのが凄まじく伝わってきます。赤ん坊の泣き声って滅茶苦茶不快でイライラするんですよね。子供の理屈の通じない行動って凄まじくイライラするんですよね。電車や公共の場で鳴き声が聞こえて来ると、それはもう不快で仕方がありません。でもそれは、社会として守っていかなければならないとても大切な存在で必死にあやしている親御様方を観ると、本当に心から応援したくなります。子育ては本当に偉大です。この映画ではその様な環境で追い詰められる主人公が実に強く表現されています。私は胸が痛いレベルで絞め上げられました。ピザへの皮肉やヘッドホンゲームは同性としても正直嫌悪感を覚える表現ですが残念ながらその様な人は多いのでしょう。　もう直視するのが辛いレベルですね。この映画は会話のセンスも大変良いですね。ベビーシッターとの会話は、第三者としてその場にいて聞いていても退屈を感じない様なとても軽快な内容で、立ち会っていて聞いているだけでも退屈しない井戸端会議の様です。本当に楽しそうに話す二人の姿がとても微笑ましく思えます。それだけに、色々キツさも増す訳ですが。素直にハッピーエンドと取っていいんですかねこれ。全然聞いた事が無かった映画で、紹介文だけ読んでふらっと鑑賞したのですがかなりの掘り出し物を見つけた気分です。鑑賞時間も手頃だし、しっかり心に残る1作になりました。非常に人を選ぶ映画な気がしますが、私はとても良かったです。

タリーは素敵。とっても素敵。タリーに憧れます。マーロ…人に頼らないと、育児は大変。大変な分、子供にあたっても嫌だから、タリーが言うように「いいママ」でいるために、人に頼らないと。頼れるだけ頼る。自分に余裕が出来たら、助ける側にまわる。人は助け合わないと。大変な時は「助けて」って言えて、そう言ったら大勢かけつけてくれるといいけど。私は親に頼りまくったので、親の介護が必要になったらします。本当に感謝しています。パパはね、おっぱいが無いからね。何をしてもイライラしてるママに文句言われるのに。タリーは根本的にめちゃ優しい。「聞いてくれるから、それでいい」って。エライわ。

レビューで皆さん仰っている通り、私にとっても衝撃作でした。私自身は二児(8歳と4歳)の母親で、子どもたちは二人ともこだわりが強めで、特に上の子は不登校気味というなかなかの強者揃いです(笑)マーロまで行き詰まっていないけれど、自分自身に子育ての悩みが山積していた時期に映画を見て、マーロの辛さが痛いほど感じられました。レビューでは、「旦那さんが理解がない」という意見が多いように感じ、また子育て未経験の人が子育てを怖くなるかもとか、誰に向けての映画なのか分からないという意見があり、気になったので私の意見を述べさせて頂きます。以降、ネタバレを含みます↓私が映画を見て一番強く感じたのは「子育ては一人で完璧にはできない」ということです。完璧にやりたいと思う気持ちはものすごく理解できますが、そもそも完璧な子育てなんてありません。そしてまた、子育てを一人でやるには限界があります。だから、子どもが生まれてすぐは子育ての主体になる母親(これはどうしても仕方ないというか、ありがたいことですかね)が、周りにヘルプを求めるしかないと思います。映画のはじめの方でマーロのお兄さんが「お前は完璧主義だから心配だよ。ベビーシッターとか雇ったら？」ということを話していたので、それがこの映画の大半を物語っていると思いました。そして、ここで大事なのはベビーシッターをお願いするかどうかではなく(経済面をはじめに色んな理由で私もお願いしたことはありませんが)、「一人で育児全てをやろうとしたら、無理が来る。自分にも家族にも。」ということだと思います。マーロのように多くの母親は自分のことは後回しにして、育児を優先しがちかと思います(私もそうでしたが、本能的にやってしまうのでしょうか)。でももし母親が倒れたら、守ろうとしていた赤ちゃんも子どもたちも旦那さんもみんな困るのです。みんなが困らないようにするために、母親は自分を楽にする行動(＝誰かに頼る)をとるべきなんだというのが、この映画が伝えたいことなのではと思います。私自身、ワンオペの中で〔夫がこうしてくれたらなぁ〕とか〔二人目なのにどうして出来ないんだろう？〕と思ったこともありましたが、それはまず自分から伝えないと伝わりません。映画の中でマーロも旦那さんに対して色々思うことはあっても、それを相談したりするシーンってほぼなかったように思います。旦那さんもマーロの疲労を案じて声掛けはしているものの、マーロが言わないあるいは「大丈夫」って断ってしまうから強く出られなくなっているという、なんとも切ないすれ違いが私はとてもさみしく感じました。重複しますがそもそも完璧な子育てなんてないし、理想が高ければ高い人ほど、マーロのように自分を追い込んでしまう可能性が高いのだと思います。ちなみに私はマーロが入院して初めて「タリーは幻想だったのか」と気付いたので(気付くのが遅いですね)、それまでのシーンを思い返すと本当に辛くなり、涙が溢れてきました。「マーロ、頑張ったんだね」って。別人格を作ってしまう(あるいは幻想を見てしまう)くらいの極限の精神状態は、新生児の母親は紙一重なのかもしれません。だから、そういった産後うつについてとそのケアがあることも産前や産後の病院で必ず教えてもらいます。そういったこともあって、個人的な感想としては、自動車事故になったものの、最悪の事態にならずに済んで本当に良かったと思っています。大事なのは限界を越える前に「誰かを頼ること」と「一人で抱え込みすぎないこと」きっと育児に関わらず、色んな場面で言えることだと思います。私はたまたま出会った映画でしたが、改めて教えてくれたこの映画に感謝です。

レビューを見ていると、主婦の皆さんの旦那への怨み節のオンパレードに背筋が寒くなりましたが、これはそういう映画でしょうか？少なくとも僕には、日常の苦労から逃げ出したかった主婦が、苦難を乗り越え日常の幸福を感じられるようになった、と言う映画に見えました。この主題の男版が、題名は忘れましたがラッセルクロウが数学者を演じてたやつじゃないかな。セレブより、庶民は苦労が多いわけですが、高い波を乗り越えるのがサーフィンの楽しみだとすると、人生の充実は庶民のが上、であって欲しいです。

現実です。過大表現でもない。今映画として取り扱われ、とても良いと思います。作品としても面白かった！

ベビーシッターとの友情を描いた物語かと思ったら、ちょっと町へ繰り出してからの帰り道、サスペンスに変わったようで想像のできなかったことが起きて！どうりでシッターに対していろいろと心を許していた理由が分かった。子供が三人いて夫がアレじゃあ本当に大変だわ…あと特筆すべきはシャーリーズの増量役作り！23㎏ましを目指していたのに、＋18kgの段階で加工食品食べ過ぎてストレスになったり、体重戻すのに一年半もかかったとか！ドライヴ中にシンディ・ローパーがかかりまくっていたのは何故？役柄では77年生まれでシンディが人気の絶頂にいた頃は5歳～10歳あたりかな。

生後2ヶ月の子どもをあやしながら毎日ちょっとずつ視聴し、見終わりました。まだ第1子の子育てなので、わたしには余裕がありますが、確かに1人でもこんなに大変なのに3人の子育てとなると追い詰められるんだろうなとゾッとしました。マーロの夜のシーン、ほとんど同じすぎて笑ってしまいました！オムツ替えて、おっぱいのませて、あやして…単調なルーティンなんですよねぇ…わたしはこの旦那さん、最低！って言えない…男ってこんなもんでしょ…と思いましたうちの旦那は食事に関しては文句はいいませんが、ずーっと換気扇の前でタバコ吸ってるし…旦那が子どもを見てる時、わたしは家事とか家の事しかしてないんですよねでも旦那はゲームしたり自分の時間が産前と同じぐらいあるこの旦那もそれに気づいてないんだよなぁ…でも最低な旦那ではない！奥さんがやるのが、奥さんが決めるのが1番いいでしょ？ってそれが優しさだと思ってる彼なりの優しさもあると思いましたただ、妻目線だと主体的に動けや！！！と思っちゃいましたけどねわたしはウェートレスのところでもしかして？と思っちゃいました！明らかに変ですもんね

なんと観たあともシャリーズだとわからなかった作品。何作も見たはずなのに。共感する人は多いはず。しかしある意味、解決してよかった。

他の方のレビューを見ていて、確かに子供がいない、子育てに興味がない人が見たら、ただの子育て大変！を言いたいだけの映画だって思うかもしれないですね。自分は共働きで、おそらく育てにくい部類の園児二人を育児中です。この映画も夜中に仕事しながら流し見していました。夫はどちらかというと協力的です。家事も手伝ってくれるし子供を遊びにも連れて行ってくれる。それでも、家の事の7割は私が負担している状態です。帰りが少し遅くなるにも夫にお願いしなければなりません。私は仕事が大好きで、子供が生まれる前は自由にあれこれ趣味に友達にと動き回っていました。この映画の主人公と少し近いような、本来は育児には向いているタイプではないと思います。それでも、元々子供好きの旦那よりは育児に向いている気がしてしまいます。男と女ではつくりが違うんだと知りました。子供は本当に可愛い。産んだら人格が少し変わりました。自分の事よりも、子供のことを一番に、出来ることは何でもしてあげたい。それを、欲張りすぎだと夫は言います。夫は良くやってくれていると思います、でもそれでも、理解してもらえているとは思えません。気づいたら気持ちに余裕が無くなっていることが多いです。これでよいのかと迷う事も多いです。余裕が無くなっても、子供が一番なので自分のケアは怠ってしまいます。私は、この映画の旦那さんは悪いとはあまり思いません。男性と女性は本当に違う。結婚して子供を持つことは、多くの人が望むことであり、実際に多くの人が子を愛して育てています。しかしながら、大変だとは聞いていても、実際何年も続く生活に疲弊してしまいます。ここのレビューにも、子供を持つのは自己責任、出産したら痩せろというコメントがありましたが、そうしなければいけないと思いながら皆育児をしていると思います。この映画は、その上での話だと思います。体験した人にしか分からない辛さってたくさんあると思いますが、育児もその一つだと思います。社会の形から子育ての難易度は、特に都心ではとても上がっているように思います。私は、最後まで見てなぜか涙が出てきました。慰められたとも思わないし、理解されて嬉しいとも思わなかったけど、なんだろう、自分の持ってる葛藤や余裕のなさは自分の能力が至らない事が悪いのではなく、ただ精一杯できることをやればいいのかなと思いました。そうすれば少しづつ前に進んでいく。どうしようもないけど、これは地獄ではなく、光なんだと。今日も可愛い二人に挟まれて眠りにつきます。

いろいろな経験があって妻、母になるわけで、、、私は子供一人で11年経つけど今でも辛かったことをおぼえています。旦那は言ってくれないとわからないと、、こっちだって妊娠も出産も子育ても初めてで、、余裕なんてなかった。その割に子供の声がうるさいからと個室で寝むれないからと個室で寝るようになったり、好き勝手。この映画の主人公は素晴らしい母だと思った。旦那を恨みもせず、感謝して、、。自分で抱え込んで、、もっと怒っていいのに、、、。旦那を愛してるとも言ってたけど。。なんだろラストも旦那が誤って協力的になったんだけど、なんだろなんかすっきりしないんだよな～。。自分に置き換えるからかな、、いつまでも旦那を恨んでる